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おすすめの3冊(2018年3月上旬)

重松清のオヤジ応援3部作~オヤジだからこそ流せる涙もある


『ファミレス』(角川文庫、2016年)

  日経新聞連載、2013年日経新聞社刊

 「メシをつくることは、それを食べる相手の笑顔を見たいと思うってこと。料理を覚えることは、優しさを覚えることでもある」

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『あすなろ三三七拍子』(講談社文庫、2014年)

  「サンデー毎日」連載、2010年毎日新聞社刊

 廃部寸前の応援団を救うため学ランを着て大学生になることを命じられたサラリーマンのドタバタ物語。泣かせます。

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『希望丘の人びと』(小学館文庫、2011年)

  「週刊ポスト」連載、2009年小学館刊

 神戸連続児童殺傷事件の現場となった兵庫県のニュータウンを歩いて紡ぎだした「希望」の物語。シゲマツの教育への思いがほとばしる。

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# by tanpopo-tera | 2018-03-06 14:27 | 気まま日記

おすすめの一冊(2018年2月)


光恒『英語化は愚民化 日本の国力が地に落ちる』
(集英社新書、2015年)

久しぶりに揺さぶられました。

小学校での英語教育に違和感を抱いていたので手に取りました。

グローバル化の背後にある新自由主義の思想は、各地域の文化や伝統、発展段階、国土の特性、産業構造などを軽視し、社会制度を大規模に変革し、統合された単一の世界市場を合理的に作ることを前提とし、そうした環境下で、各国の国民に互いに需要を奪い合う経済競争を行わせようという発想である。

日本は貿易依存度が低いことで、国内に多種多様な産業が成立し、国民が選べる職業の選択肢、人生の選択肢が多いが、グローバル化・英語科が進展すれば、多様な人生の選択肢を享受できる日本人は、ごく少数の恵まれた者だけになってしまう。

英語でしか裁判できなくなれば、国民の「裁判を受ける権利」はなくなるし、私も弁護士やめないといけませんね。


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# by tanpopo-tera | 2018-02-22 12:35 | 気まま日記

選挙中に読む(2016年1~3月)

なかなか読書の時間が取れない3ヶ月でした。

内田樹『困難な成熟』(夜間飛行)
 メールマガジン「夜間飛行」の人生相談集(2015年9月刊)。
 親の仕事は、子どものために「葛藤的状況」を作り出すこと。

内田樹、福島みずほ『「意地悪」化する日本』(岩波書店)
 葛藤がない人は他者と対話ができない(2015年12月刊)。

ブックレット編集委員会『阿蘇ジオパークに立野ダムはいらない』(花伝社)
 急ぐべきは白川中流域の河川改修(2016年2月刊)。

大澤真幸、姜尚中『日本人が70年間一度も考えなかったこと 戦争と正義』(左右社)
 米軍なしでも9条だということを納得させないといけない(2015年刊)。

日本再建イニシアティブ
  『「戦後保守」は終わったのか 自民党政治の危機』(角川新書)
 中野晃一、船橋洋一らによる「中道保守」崩壊の検討(2015年刊)。

小林よしのり『9条は戦争条項になった』(角川新書)
 米軍が某国から攻撃されたときに、日本が某国を攻撃しなければ、日米同盟の信頼性が揺らいでしまう。これこそが「存立危機事態」だと政府は解釈できる(2015年刊)。

和田秀樹『この国の冷たさの正体 一億総「自己責任」時代を生き抜く』(朝日新書)
 14年12月にOECDが発表した貧富の格差と経済成長の実証研究では、トリクルダウン理論は机上の空論にすぎないと結論づけられている(2016年1月刊)。
 生活保護の捕捉率(利用資格のある人のうちの利用率)は、日本の2割弱に対し、ドイツは6割以上、フランスは9割以上。

香山リカ『リベラルですが、何か?』(イースト新書)
 私の闘い方が変わった理由(2016年2月刊)。
 テーブルを設定されたときにどう振る舞うか(湯浅)。
 右中間から左中間はきちんと残っている(湯浅)。
# by tanpopo-tera | 2016-04-11 10:36 | 気まま日記

「地方創生」を読む(2015年12月)

 新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
昨年の暮れは、地方創生を続みました。

石田信隆、㈱農林中金総合研究所編『「地方創生」はこれでいいのか』(家の光協会)
 JAが地域再生に果たす役割(2015年11月刊)。
 経済の内発的発展に必要なのは、①外部企業への依存からの脱却、②移出を増やし移入を減らす、③地域内の産業のつながりを強める。

板垣啓四郎『農家と農業 お米と野菜の秘密』(実業之日本社)
 TPPの大筋合意をふまえ、食と農の将来を考える(2015年12月刊)。
 生産国の不作や干ばつなど、予測不能な事態でも、国民への食料供給が影響を受けずに済むよう、供給の安定確保の対策や対応策の発動順序について準備しておくのが国の責務。

NPO法人くまもと地域自治体研究所『「合併しない」を選んだ!』(愛育社)
 熊本市との合併を拒否し、ふるさとを守った益城町民のたたかい(2009年刊)。

蒲島郁夫『私がくまモンの上司です』(祥伝社)
 ゆるキャラを営業部長に抜擢した熊本県知事の「皿を割れ」精神(2014年刊)。
 3選目も“圧勝戦略”を描けるか?

幸山政史『コウヤマノート 熊本市政4,383日の軌跡』(熊日出版)
現職を破り3期務めた前熊本市長のブログ(2014年刊)。
難産で誕生した合併政令市の検証が必要。

今野晴貴ほか『ブラック企業のない社会へ―教育・福祉・医療・企業にできること』(岩波ブックレット)
 ブラック企業対策プロジェクトによる現状分析と取り組み(2014年刊)。
 「使いつぶし」の労働時間“制度”=固定残業代、裁量労働制、管理監督者。

中野晃一ほか『いまこそ民主主義の再生を!―新しい政治参加への希望』(岩波ブックレット)
 2014年上智大でのシンポジウムの記録(2015年12月刊)。
 三菱UFJFG、三井住友FG、みずほFG、りそな銀行グループなど、多くの主要金融グループは、2010年代前半まで10年以上、一文たりとも法人税を払っていなかった。

島田雅彦『優しいサヨクの復活』(PHP新書)
 「政権支持派やネトウヨに攻撃される優しいサヨクの息子、娘たちを援護したいと思った」作家(法政大国際文化学部教授)の社会情勢論(2015年10月刊)。
 永遠のオルタナティブとして、公然とアメリカの方針と違う政治姿勢を取る根拠になりうるのが、現行の憲法。
 「共有型経済」は、資本主義が生みだす不平等に対抗できる手段になりうるか。

香山リカ『半知性主義でいこう 戦争ができる国の新しい生き方』(朝日新書)
 「WEBRONZA」での連載「香山リカの新しい『リベラル』の話をしよう」などに加筆、再構成(2015年12月刊)。
 安倍総理は、「傲慢症候群」。

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# by tanpopo-tera | 2016-01-05 16:33 | 気まま日記

「地方消滅」を読む(2015年11月)

 地方を読みました。

山下祐介『地方消滅の罠―「増田レポート」と人口減少社会の正体』(ちくま新書)
 増田寬也『地方消滅』(中公新書)批判の書(2014年刊)。
 「地方消滅」も「自治体消滅」も「人口減少」も、地方に残された沃野への経済資本投下可能性を確保し、グローバル経済戦争を勝ち抜くための総力戦へ、さらに地方を引き出すための口実でしかない。
 収入は低くとも、安定した農家には不安はない。
 「多様性の共生」が「自立」を前提にするのに対し、「選択と集中」は「画一性への依存」をもたらす。

小田切徳美『農山村は消滅しない』(岩波新書)
 「地方消滅論」批判の書(2014年刊)。
 都市・農村共生社会に向けて、①低密度居住地域構想、②国内戦略地域構想などを提案。
 全国町村会『都市・農村共生社会の創造―田園回帰の時代を迎えて』も要チェック。

大江正章『地域に希望あり―まち・人・仕事を創る』(岩波新書)
『地域の力―食・農・まちづくり』の続編(2015年5月刊)。
豊かさの指標を提案。①NGO・NPOの数の多さ、②エネルギー消費量の少なさと自然エネルギーの比率の高さ、③女性の経済活動参加率の高さ、④職種の多さ、⑤頼りにできる知人や制度の多さ、⑥移動における公共交通・自転車利用率の高さ、⑦人口におけるIターン・Uターン者率の高さ、⑧資源の地域内循環率の高さ、⑨全国展開のスーパーやコンビニでの購買金額の少なさと地域金融機関への預金率の高さ、⑩施設ではなく地域で暮らす障がい者や高齢者の比率の高さ、⑪家庭菜園・市民農園などで食べものを作る人々の多さ。

岡田知弘『「自治体消滅」論を超えて』(自治体研究社)
 京都自治体問題研究所主催の「人口減少時代の地方自治」講演録に加筆(2014年刊)。
 「地域拠点都市」は「人口流出」のダムにならない。

ブックレット編集委員会『世界の阿蘇に立野ダムはいらない』(花伝社)
 2012年白川大洪水と国交省の「立野ダム事業検証」を検証(2012年刊)。
 立野ダム計画を理由にした白川整備工事の遅れが大洪水の原因。

ブックレット編集委員会『ダムより河川改修を―とことん検証 阿蘇・立野ダム』(花伝社)
 『立野ダムはいらないPART2』(2014年刊)。

鈴木宣弘、天笠啓祐、山岡淳一郎、色平哲朗『TPPで暮らしはどうなる?』(岩波ブックレット)
 米国ではコメと小麦とトウモロコシの三品目に対して毎年1兆円を補助して安く輸出できるように価格を抑えているが、日本では農産物への輸出補助金はゼロ。
 日本の農産物の平均関税率は12%で、EUの半分程度。
 日本の農業所得に占める補助金の割合は20%にも満たないのに対して、EU各国は農業所得の95%が補助金。
 一次産業は、地域の関連産業を生み出すベースになって、加工業、輸送業、観光業、商店街、地域コミュニティを作り上げている(2013年刊)。

満薗勇『商店街はいま必要なのか 「日本型流通」の近現代史』(講談社現代新書)
 父が大手総合スーパーの社員から転職し、系列のコンビニのフランチャイズ・オーナーを長く勤めて、母とともにコンビニを切り盛りしていたという著者(北大・日本近現代史)の商店街史(2015年7月刊)。

東京女子大丸山眞男文庫編『丸山眞男集 別集 第三巻』(岩波書店)
 『丸山眞男集』に収録されなかった丸山の論文・未定稿・座談・講演記録等のうち、1963年から1983年に執筆・記録されたものを年代順に編集(2015年6月刊)。
 「加藤君にぼくが感心するところは、非常に簡潔であること、フランス的思考のいい面で定義が明確であること」(『加藤周一著作集』をめぐって)。

小田嶋隆『超・反知性主義入門』(日経BP社)
 「日経オンラインビジネス」掲載記事のほか『反知性主義』の森本あんりとの対談を収録(2015年9月刊)。

小川仁志『覚えるだけの勉強をやめれば劇的に頭がよくなる 大人のアウトプット勉強法』(PHP新書)
哲学者による忙しい人向けの勉強法(2014年刊)。
「一時間の読書で、追い払えなかったような悲しみは、あったためしがない」(モンテーニュ『エセー(随想録)』)。

佐藤優『「ズルさ」のすすめ いまを生き抜く極意』(青春新書)
 偏りのないフラットな目で世の中や人を見て、それらを受け入れる柔軟な精神の持ち主なら、どんな職業であれ立場であれ教養人と見なす(2014年刊)。

齋藤孝『「対面力」をつけろ』(光文社新書)
 「人前で話すとき、いちばん大切なのは、自分が常に考えていること、思っていることを、平易な言葉、平易な話し方でそのまま表現すること」(『鈴木敏文の「話し下手でも成功できる」』)(2013年刊)。

ビートたけし『裸の王様』(新潮新書)
 肥後っこジャングルにて(2003年刊)。

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# by tanpopo-tera | 2015-12-01 12:41 | 気まま日記